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三線づくりを再開するにあたって [三線]

三線づくりの説明を再開します。
約3ヶ月の中断でした。
中断したのは、健康上の理由です。
まだ、体力の回復が思わしくなく本調子ではないのですが、頑張ってみようと思います。

布張り三線2.jpg
これまでは、三線づくりの入門として、缶を胴にするカンカラ三線の作り方について書いてきました。
カンカラ三線もなかなか味わいのある音が出るのですが、弾きこんでいくうちに、もう少し音量があればとか、もう少し音色が改善されればと感じるようになると思います。

沖縄三線には次三つのタイプがあります。
・缶を胴に使ったカンカラ三線
・胴に人工皮を張った三線
・胴にヘビの皮を張った三線
他にも胴に板を使用するなどオリジナル三線があるようですが、殆どの三線は上の三つの分類のどれかに入ると思います。

缶を胴に使う場合は棹を差し込む穴を加工するだけで胴の製作は終わりです。
作るのは簡単なのですが、音色や音量は缶まかせとなり、胴に皮を張るタイプと比較すると見劣りがします。
人工皮やヘビの皮を使う場合は、胴を作り、胴に皮を張る作業が必要となります。
缶を使う場合と比べると、加工は困難で時間もかかります。
でも、音色や音量は格段に向上します。
ヘビの皮が張られた伝統的な沖縄三線の音色はなんともいえない味わいがあります。

市販されている沖縄三線を見ると、シロウトにこんな加工が可能なのかと疑問が沸くと思います。
よほどの加工の腕がないと、市販品と同じようなものは作ることはできないでしょう。
でも、基本構造を押さえた上で単純化すれば、音量・音質とも申し分の無い三線を作ることは可能なのです。
胴には木使い、それにナイロンの布を張ることで音の良い三線ができます。
カンカラ三線の棹を加工できる腕が有れば、作ることができます。

とは言っても、加工にあたって守らなければならない注意点があります。
特に、ナイロン布選びと布を貼ったときの強さが重要になります。
これらのポイントについて次回から説明していきます。

胴にナイロン布を張る治具を使っているところ
布張り.jpg
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