一閑張りの三線 [三線]
”一閑張り(いっかんばり)”をご存じですか?
竹細工の籠などに、和紙を貼り柿渋を塗って仕上げることにより、防水性の入れ物を作る伝統工芸です。和紙と柿渋の取り合わせが独特の雰囲気を醸し出して、とても和やかな気持ちにさせてくれます。和紙に文字や絵が描いてあるとさらに良い雰囲気になります。
妻と彼女の知り合いの一閑張りの先生との間で、私の三線に一閑張りをすると面白いのではという話が持ち上がり、やってみることになりました。
写真が、たぶんこの世に一本しかない”一閑張り三線”です。
思った以上に調和する取り合わせとなり、とても満足しています。
この三線は、一閑張りの先生のところに置いてもらうことになりました。
音の方も、気に入っていただき、”早く自分でも演奏できるようになりたい”とおっしゃっていました。
自分用もほしいので、白い布を張った胴を先生に渡して、一閑張りをお願いしました。