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三線おやじの三線作り5 三線作りを始める前に [手作り三線]

今回は、三線作りを始める前に理解しておいてほしいことについて述べます。

三線の全体像

 三線の各部には写真に示す呼び名がついています。弦は、太い弦を男弦(ウージル)、中間の弦を中弦(ナカジル)、細い弦を女弦(ミージル)とよびます。このブログでは弦を除く全てのパーツの作り方について説明します。

三線作りの基本

 基準となる部品を最初に製作し、他の部品はその基準部品と組み合わせながら加工すると、楽器として機能する、狂いの少ない三線を作ることができます。部品の加工順序は、歌口、棹(さお)、胴(チーガ)又は糸巻き(カラクイ)となります。ウマと猿尾(サールージュウ)には製作順序の指定はありません。
 それぞれの部品についての説明では、その部品の役割、製作に当たっての注意事項とその理由について挙げていきます。これらの勘所をあらかじめ理解してから作れば、より良い三線ができるでしょう。

三線作りに使う道具

 三線作りで使用する道具の大部分は、通常のDIYで使うものと同じです。必要な道具をそろえてから製作を始めてください。ブログでは「三線づくりに必要な道具と材料」を最初に説明します。

三線作りの材料

 三線を構成する部品の材料については、各部品の製作方法を述べる項目で解説していきます。それ以外に必要な材料については、「三線づくりに必要な道具と材料」をご覧ください。

三線の扱い方

 部品の組み立て方や弦の交換方法など、三線の扱い方については、「三線の扱い方入門」をご覧ください。演奏方法についても少し説明するつもりです。

三線の製作図

 製作図は部品の加工を説明するときに掲載します。部品によっては、0.1mm単位の加工精度が必要となるため、製作図は厳密な表現が可能な製図のルールである第三角法で書いてあります。三角法については既に述べた「図面の読み方」を見てください。


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