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三線おやじの三線作り6 必用な道具と材料(1) [手作り三線]

三線おやじ流の三線作りに必用な道具と材料を2回に分けて紹介します。
カンカラ三線のみで使用する道具には(カンカラ)、布張り三線のみで使用する道具には(布張り)と書いてあります。

 三線作りに使うのは、一般的な大工道具です。ほんの少しですが、洋裁用品・スポーツ用品・文房具を流用しています。
 写真の大きさは道具の大きさに比例していません。サイズを指定してない道具は、標準タイプのものを準備してください。又、三線作りに必要だがどこの家庭にでもありそうな道具類(ドライバーやハンマー等)は除外してあります。


円定規
 小径の円を描くときにあると便利です。からくいの加工で、直径6mmの円を描くときに使用します。文房具として販売されています。

スコヤ
 木工の必需品です。面に垂直な線を引いたり、直角な部分の加工精度を確認したり等、さまざまな用途で使います。

直尺
 様々な用途があります。あると便利です。


曲尺
 「かねじゃく」と読みます。木工には欠かすことのできない物差しです。直線を引いたり、長さを測ったり、直角を調べるだけではありません。その用途は幅広く、規矩術としてまとめられて、さまざまな書物が出版されています。

ノギス
 0.05mmの精度で長さを測ることができます。三線の加工では、0.1mmの精度が必要な箇所もあるので、揃えてください。


罫引(ケビキ)
 木工の必需品です。基準面に平行な線を、正確で再現性良く簡単に引くことができます。

ケガキペン(カンカラ)
 金属に線を書くためのペンです。缶を胴にする場合のケガキ針として使います。

万力
 ヤスリ掛けや鋸引きなど両手を使う作業では、加工する物を固定する必要があります。精度の良い加工を安全に行うには欠かせない道具です。できれば木工用を準備してください。一般用途の万力の場合は、写真のようにつかむ部分のあて木を作って、つかんだ材料に傷が付かないようにしてください。

(写真なし)
 100グラム単位まで測定できる体重計が手に入れやすくて、用途としても適しています。貼った布の張力や、缶の振動板の強さの測定に使います。


クランプ
 棹や胴の加工に使います。正確な加工を安全に行うための必需品です。100mm以上の厚みがつかめるもの2個以上準備してください。


鋸 両刃
 横引き用と縦引き用の刃が付いている鋸です。木目に沿った方向に切断する場合は縦引き刃を使った方が、速くて精度良く切断できます。鋸を一本だけにするなら、このタイプを薦めます。

鋸 横引き
 木目に対して角度を持たせて切断する場合に使用します。DIYショップで売られている主流はこのタイプの鋸です。

鋸 胴付き
 寸法精度の高い切断が要求される場所で使います。歌口やウマの加工用としてあると便利です。


平鉋
 木工には欠かせない道具ですが、扱いに慣れるには少し時間がかかります。扱い方を間違えると全く用をなさないので、正しい扱い方を知る必要があります。扱いに慣れている人に尋ねるか、木工の解説書を参考にしてください。台の幅が80mm位が一般的です。できれば、台の幅が50mm程度の豆平ガンナも準備しましょう。片手で扱えるので、角の面取り用として便利です。鉋を使う頻度が高い場合は、台直し鉋も準備して鉋の手入れをしてください。

鑿(追入鑿)
 木工に欠かせない道具です。普通、鑿といえば汎用性の高い追入鑿のことです。三線の加工用としては、刃の幅が3分(9mm)と5分(15mm)があると作業がやりやすくなります。


小刀
 棹の曲面や胴の角穴などを加工するときに使います。良く切れるものを選びましょう。写真は左利き用です。

小刀(小)
 胴の角穴加工等に使用します。必ずしも必要ありませんが、細かい作業には有れば便利です。写真は左利き用です。


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