三線おやじの三線作り7 必用な道具と材料(2) [手作り三線]
三線おやじ流三線作りに必要な道具と材料の説明の2回目です。
カンカラ三線だけで使用する道具には(カンカラ)、布張り三線だけで使用する道具には(布張り)のかっこ書きがあります。
いつになったら本題に入るのかとうんざりしている方に「次回から本題です。」と言いたい所ですが、
「道具の手入れと設計図の薦め」
「サイズ違いの三線を作る方のための音楽理論」
を書いてからとなりそうです。
じらせているようですみません。
三線作りに使うのは、一般的な大工道具です。ほんの少しですが、洋裁用品・スポーツ用品・文房具を流用しています。
写真の大きさは道具の大きさに比例していません。サイズを指定してない道具は、標準タイプのものを準備してください。又、三線作りに必要だがどこの家庭にでもありそうな道具類(ドライバーやハンマー等)は除外してあります。
木工用平ヤスリ
棹や胴の形を整えるときに使います。両側の面は荒目と細目になっているので、削る量によって使い分けてください。写真は荒目側です。
鉄工用丸ヤスリ 200mm(径8mm)
カラクイを差し込むテーパ穴の仕上げに使います。指定サイズを準備してください。
真鍮ブラシ
ヤスリの掃除をする必需品です。目詰まり防止のため、必ず準備しましょう。
ヤスリセット
細かい形状を整えるときの必需品です。ウマ、歌口の加工等に使います。
電動ドリル
穴空け作業に使います。電池式が作業には便利です。穴空け・ネジ締め等DIYのさまざまな用途に使うことができるので、トルクリミッター付き(回転する力を制御できるので、木ネジの締めすぎを防止できる)の電池式タイプを準備することを薦めます。
ドリルオイル(カンカラ)
金属に穴を空ける場合に、ドリルビットに付けます。ドリルビットを長持ちさせるためにも準備した方が良いでしょう。
下穴錐(木工用)
穴の位置と角度の精度を良くする為に使用します。
木工用ドリルビット
木工専用のドリル刃です。三線の加工では、直径10mmと13mmがあると便利です。
サラモミビット
穴の面取りや皿ビス用の面取りに使います。ドリルで穴を空ける前にドリルビットの直径より大きめにサラモミ加工をしておけば、穴の角がめくれる可能性を減少させることが出来ます。
ドリルビット
金属・木工兼用のドリルの刃です。DIYショップで一般的に扱っている直径1.5mm~6.5mmのセットで十分です。穴を空ける位置の精度を良くするため、ポンチはある方が良いでしょう。
ドリルガイド
面に対して正確に垂直な穴を空けるための治具です。カラクイを差し込む穴を、棹に空けるときに使います。ボール盤がある場合は不要です。
ドリルガイド用傾斜プレート
棹にカラクイ用の穴を空けるとき、ドリルガイドに取り付けて使用します。カラクイ用の穴のうち二つは、面に対して81度の傾きで空ける必要があります。正確にこの角度で空けるのは困難なので、9度の傾斜を持ったプレートをドリルガイドの下に取り付けて穴加工を行ってください。販売されていない治具なので、自作してください。角度調整が可能なドリルガイドやボール盤がある場合はこの治具は不要です。
ジグソー
直線または緩やかな曲線で材料を切断するときに使います。まわし引き鋸でも代用できますが、棹の側面の切断や布張りタイプの胴の中央に穴を空ける加工は手作業では大変なので、準備した方がよいでしょう。
電動サンダー
紙ヤスリをかけるときに使います。電動でなくても紙ヤスリをかけることはできますが、あると便利です。
へら(布張り)
胴に布を貼る接着剤を均一に伸ばすために使います。刃がギザギザになっていると、接着剤の塗布量のバラツキを抑えることができます。刃の部分の長さが25mm位が使い易いでしょう。
金鋏(カンカラ)
金属用のハサミです。缶を胴にする場合使用します。
丸刃カッター(布張り)
布を切断するときに使います。胴に布を貼った後、胴の側面で布を切断するので、普通のカッターでは作業が大変になります。このカッターを準備してください。
トレーニングチューブ(布張り)
胴に布を貼るときに使用します。スポーツ用品として販売されています。サイズは問いません。長さは1m以上必要です。
三線おやじ流三線作りでつかう材料
ここでは、三線作りに必要となる塗料などの材料について列挙します。三線そのものを構成する部品の材料については、本文で詳しく説明しているので、そちらを参照してください。
柿渋
棹の塗料として使います。一本の三線に必要な量は20cc以下です。DIYショップの塗料コーナーに置いてあります。塗料としては高価で500ccで2千円くらいします。無臭タイプもありますが、少し色が薄く、塗る回数を多めにする必要があります。
オイルフィニッシュ
木工用の塗料で、木の表面に染みこませるタイプです。カラクイに使用するので、少量で十分です。柿渋の濃い茶色と釣り合いの取れる色を選んでください。桂や花梨をカラクイにする場合は、無着色で良いでしょう。
サンドペーパー(写真なし)
木の表面仕上げに使います。#100と#240を準備してください。#100で形を整えて、#240で表面仕上げを行います。
接着剤
木工用の水性接着剤を使います。木工ボンドとして販売されています。胴に布を貼るために使用します。一回の使用量は10g以下です。
棹やカラクイの加工中に起こる材料のメクレや欠けの補修にも必要です。
アルコール(布張り)
胴に布を貼るときに使用します。布に吹き付けるので、スプレー用ノズルが付いたタイプを準備してください。消毒用として販売されているアルコールで十分です。
カンカラ三線だけで使用する道具には(カンカラ)、布張り三線だけで使用する道具には(布張り)のかっこ書きがあります。
いつになったら本題に入るのかとうんざりしている方に「次回から本題です。」と言いたい所ですが、
「道具の手入れと設計図の薦め」
「サイズ違いの三線を作る方のための音楽理論」
を書いてからとなりそうです。
じらせているようですみません。
三線作りに使うのは、一般的な大工道具です。ほんの少しですが、洋裁用品・スポーツ用品・文房具を流用しています。
写真の大きさは道具の大きさに比例していません。サイズを指定してない道具は、標準タイプのものを準備してください。又、三線作りに必要だがどこの家庭にでもありそうな道具類(ドライバーやハンマー等)は除外してあります。
木工用平ヤスリ
棹や胴の形を整えるときに使います。両側の面は荒目と細目になっているので、削る量によって使い分けてください。写真は荒目側です。
鉄工用丸ヤスリ 200mm(径8mm)
カラクイを差し込むテーパ穴の仕上げに使います。指定サイズを準備してください。
真鍮ブラシ
ヤスリの掃除をする必需品です。目詰まり防止のため、必ず準備しましょう。
ヤスリセット
細かい形状を整えるときの必需品です。ウマ、歌口の加工等に使います。
電動ドリル
穴空け作業に使います。電池式が作業には便利です。穴空け・ネジ締め等DIYのさまざまな用途に使うことができるので、トルクリミッター付き(回転する力を制御できるので、木ネジの締めすぎを防止できる)の電池式タイプを準備することを薦めます。
ドリルオイル(カンカラ)
金属に穴を空ける場合に、ドリルビットに付けます。ドリルビットを長持ちさせるためにも準備した方が良いでしょう。
下穴錐(木工用)
穴の位置と角度の精度を良くする為に使用します。
木工用ドリルビット
木工専用のドリル刃です。三線の加工では、直径10mmと13mmがあると便利です。
サラモミビット
穴の面取りや皿ビス用の面取りに使います。ドリルで穴を空ける前にドリルビットの直径より大きめにサラモミ加工をしておけば、穴の角がめくれる可能性を減少させることが出来ます。
ドリルビット
金属・木工兼用のドリルの刃です。DIYショップで一般的に扱っている直径1.5mm~6.5mmのセットで十分です。穴を空ける位置の精度を良くするため、ポンチはある方が良いでしょう。
ドリルガイド
面に対して正確に垂直な穴を空けるための治具です。カラクイを差し込む穴を、棹に空けるときに使います。ボール盤がある場合は不要です。
ドリルガイド用傾斜プレート
棹にカラクイ用の穴を空けるとき、ドリルガイドに取り付けて使用します。カラクイ用の穴のうち二つは、面に対して81度の傾きで空ける必要があります。正確にこの角度で空けるのは困難なので、9度の傾斜を持ったプレートをドリルガイドの下に取り付けて穴加工を行ってください。販売されていない治具なので、自作してください。角度調整が可能なドリルガイドやボール盤がある場合はこの治具は不要です。
ジグソー
直線または緩やかな曲線で材料を切断するときに使います。まわし引き鋸でも代用できますが、棹の側面の切断や布張りタイプの胴の中央に穴を空ける加工は手作業では大変なので、準備した方がよいでしょう。
電動サンダー
紙ヤスリをかけるときに使います。電動でなくても紙ヤスリをかけることはできますが、あると便利です。
へら(布張り)
胴に布を貼る接着剤を均一に伸ばすために使います。刃がギザギザになっていると、接着剤の塗布量のバラツキを抑えることができます。刃の部分の長さが25mm位が使い易いでしょう。
金鋏(カンカラ)
金属用のハサミです。缶を胴にする場合使用します。
丸刃カッター(布張り)
布を切断するときに使います。胴に布を貼った後、胴の側面で布を切断するので、普通のカッターでは作業が大変になります。このカッターを準備してください。
トレーニングチューブ(布張り)
胴に布を貼るときに使用します。スポーツ用品として販売されています。サイズは問いません。長さは1m以上必要です。
三線おやじ流三線作りでつかう材料
ここでは、三線作りに必要となる塗料などの材料について列挙します。三線そのものを構成する部品の材料については、本文で詳しく説明しているので、そちらを参照してください。
柿渋
棹の塗料として使います。一本の三線に必要な量は20cc以下です。DIYショップの塗料コーナーに置いてあります。塗料としては高価で500ccで2千円くらいします。無臭タイプもありますが、少し色が薄く、塗る回数を多めにする必要があります。
オイルフィニッシュ
木工用の塗料で、木の表面に染みこませるタイプです。カラクイに使用するので、少量で十分です。柿渋の濃い茶色と釣り合いの取れる色を選んでください。桂や花梨をカラクイにする場合は、無着色で良いでしょう。
サンドペーパー(写真なし)
木の表面仕上げに使います。#100と#240を準備してください。#100で形を整えて、#240で表面仕上げを行います。
接着剤
木工用の水性接着剤を使います。木工ボンドとして販売されています。胴に布を貼るために使用します。一回の使用量は10g以下です。
棹やカラクイの加工中に起こる材料のメクレや欠けの補修にも必要です。
アルコール(布張り)
胴に布を貼るときに使用します。布に吹き付けるので、スプレー用ノズルが付いたタイプを準備してください。消毒用として販売されているアルコールで十分です。