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三線おやじのDIY1 木組みを使ってみたい [DIY]

しばらく物を作っていなかったので、物作りの虫がうずうずしてきました。

妻の作業部屋からあふれ出したものがリビングの一角を占領し始めたこともあり、だいぶ前に妻から要望が上がっていた、リビングルームのラックを作ることにしました。

リビングルームに置く家具ですから、見栄えにも配慮したものを作りたい。
これまで作った棚物のように、板の組み合わせでも良いのですが、もう少し凝ってみたい。
そんなことを思うと、日本の伝統的な木組みを応用したラックのイメージが頭の中に浮かんできました。
一辺が3cm程度の角材を使ったジャングルジムのようなラックです。サイズは1.8mx1.8m程度、結構大物です。
さらにそのイメージの中では、ラックの角はどこから見ても端面が45度に加工された角材がつき合わせてあり、釘は一本も使っていません。
でも、実際にそんな加工ができるのでしょうか?
高級家具ではそんなイメージのものを見たような気もします。

イメージを現実のものとするには、木材をつなぎ合わせる方法を知らなければなりません。
いろいろ探して、鳥海義之助さんの「図解 木工と継手と仕口」がよさそうに思えたので、早速購入しました。
本の内容を紹介することが目的ではないので詳しくは書きませんが、日本の木工の奥深さが伝わってくる書で、購入して良かったと思いました。
外見では単純に見えるつなぎ合わせも、強度を保つ為に複雑な加工がなされている事が良くわかります。
正直、こんな加工が素人に出来るだろうかとの思いがわきあがってきます。
そこで、3段階の目標を作って目的を達成することにしました。
1.難しいつなぎ合わせは、端材でその部分だけ作ってみる。
2.基本構造は同じだが、サイズも小さく構造が単純なラック(実用品)をつくる。
3.リビング用の正規のサイズのラックを作る。

まず、1.の目標です。
ラックの角の部分の加工がとても難しそうです。そこで、まずサンプル加工をしてみることにしました。
端材の端面を加工し、
090203端面加工.jpg

組み立ててみます。
090203組み合わせ.jpg

少しガタはでましたが、初めての加工としては上出来です。
090203結合1.jpg
090203結合2.jpg

2.の段階に進む決心がつきました。

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