三線おやじの三線作り22 チーガの布を選ぶ [手作り三線]
今回は、チーガに張る布の選び方について述べます。
このページをプリントアウトして、布選びのときの資料としてください。
チーガに張る布の選別
三線の胴に張る布には蛇皮に類似した性質が求められると思います。しかし、実際の蛇皮を扱ったことがないので、どんな布が良いのかわかりませんでした。人口皮タイプの三線の皮はナイロン布と聞いていたので、さまざまなタイプのナイロン布を張ってみました。ここでは、私が試したナイロン布で使えそうなものを紹介します。
最適なのは、厚手のナイロン布です。800~900デニールの糸を使った布で、セルスパン(セールススパン)とかコーデュロンの名称が付けられています。布製の鞄に使われている布をイメージして頂ければ良いでしょう。残念なのは、相当大きな専門店にしか置いてないことです。仕様を言えば取り寄せてもらえると思います。
ナイロン布としてよくあるのは、400デニール付近の糸を使っています。織り方によって、オックスとかワッフルナイロンワッシャーと呼ばれています。三線用として使えますが、共鳴音が低くなります。
ハイパロンと呼ばれる布には合成ゴムがコーティングしてあります。この布なら、400デニール付近の糸でも、800デニールの糸を使った布に近い共鳴音を得ることが出来ます。
空気を振動させて音を出すわけですから、織り目に隙間が無いことも重要です。布を通して照明を見たとき、直の明かりが漏れて見えなければよいでしょう。また、布を引っ張った状態で、同じように照明を見たとき、漏れてくる明かりに変化がなければ、より適した布と言えます。
必用なサイズは、片面30cmx30cmです。三線一台分なら60cmx30cmです。(布張り治具の枠の大きさによって必用サイズは異なります。)
このページをプリントアウトして、布選びのときの資料としてください。
チーガに張る布の選別
三線の胴に張る布には蛇皮に類似した性質が求められると思います。しかし、実際の蛇皮を扱ったことがないので、どんな布が良いのかわかりませんでした。人口皮タイプの三線の皮はナイロン布と聞いていたので、さまざまなタイプのナイロン布を張ってみました。ここでは、私が試したナイロン布で使えそうなものを紹介します。
最適なのは、厚手のナイロン布です。800~900デニールの糸を使った布で、セルスパン(セールススパン)とかコーデュロンの名称が付けられています。布製の鞄に使われている布をイメージして頂ければ良いでしょう。残念なのは、相当大きな専門店にしか置いてないことです。仕様を言えば取り寄せてもらえると思います。
ナイロン布としてよくあるのは、400デニール付近の糸を使っています。織り方によって、オックスとかワッフルナイロンワッシャーと呼ばれています。三線用として使えますが、共鳴音が低くなります。
ハイパロンと呼ばれる布には合成ゴムがコーティングしてあります。この布なら、400デニール付近の糸でも、800デニールの糸を使った布に近い共鳴音を得ることが出来ます。
空気を振動させて音を出すわけですから、織り目に隙間が無いことも重要です。布を通して照明を見たとき、直の明かりが漏れて見えなければよいでしょう。また、布を引っ張った状態で、同じように照明を見たとき、漏れてくる明かりに変化がなければ、より適した布と言えます。
必用なサイズは、片面30cmx30cmです。三線一台分なら60cmx30cmです。(布張り治具の枠の大きさによって必用サイズは異なります。)